2006年03月23日

ところが、これが現実だ(T*T)

ランドスケープ・イマージョンとか、エンリッチメントとか、言葉の意味はわからんがとにかくすごい外来語だ!って、あのね(^_^;)
ランドスケープ・イマージョンというのは、「生態系展示」と和訳されてる様ですな。
エンリッチメントってのは、「飼育されている動物も楽しんでいる」という風に理解したら良いのか。
甲殻類や両生類の展示を目論んでいるDeca-J水族館に、例えばこの二つの流行を取り入れてみると…。
えっと、甲殻類や両生類の生態系を再現してしまうと顧客には何も発見できませんね。
えっと、甲殻類や両生類って、楽しんでるのかどうか判り辛いですね。表情がないから。

それ以前に…。
私はヤドカリを飼っていますが、他人にその話をすると「ああ、あのスルメで釣るやつ? ウチの近所の池にもいるよ」と言われます。
あのぅ、それはザリガニなんですけど(T*T)
この状態で、「ヤドカリには海に棲むのと陸に棲むのがいてね」なんて話をしても、「オカヤドカリにも色々種類がいて、飼い方も種類によって微妙に違うんですよ」なんて話をしても、「そもそも“珍しい”オカヤドカリを合法的に採取することはできないはず」なんて話をしても…。
通じない(~_~;)
私はイモリを飼っていますが、他人にその話をすると「ああ、可愛いよね。ウチの塀にも時々チョロチョロ登ってるよ」と言われます。
あのぉ、それはヤモリなんですけど(T*T)
この状態で、「サンショウウオというのもいてね」なんて話をしても、「サンショウウオは日本には18種類いてね」なんて話をしても、「ああ、あのでっかいトカゲみたいなの?」って、あなた、それはオオサンショウウオだろ(`O´)っての。
そんなの18種類も見分けがつくかよぅ(j_j)
これが現実…。

それでも私は、ランドスケープ・イマージョンとか、エンリッチメントとか、言葉としての意味には全く価値を見出せないが、Deca-J水族館の方針としてこの二つの心を入れたい。
運が良ければ、生き物を観察することが出来ます。運が悪くても、これらの生き物がどういう風に生きているかは感じられるはずです。
フィールドでも、甲殻類や両生類は必死で探さないと見付からないし、注意深く近寄らないとすぐに逃げてしまうし、それを街中の水族館で実体験できるのです。
そもそも、磯や里山といった環境は、日本人の原風景です。それだけで和みます。癒されます。日本人なら。そして、そこに秘かに息づく生き物たちを、運が良ければ観察できるのです。
少なくとも、ヤドカリとザリガニの違いや、イモリとヤモリの違いは解るでしょう(^_^;)

(店頭で)裸のケージに晒されている生き物を見て、「可愛い!癒されるぅ!」とか言ってる時代は終わりにしましょう。
人が無関心でいる間にどんどん減っている生き物です。「自然の生き物を捕まえるんなら、所詮は人間のエゴだ」などと人格の高みに居すくまってる場合ではないですよ。
まずは、生き物と生き物の暮す生態系・環境に興味を持ってください。興味を持ったら一緒にフィールドに出ましょう。我々と、そして生き物と一緒に、ドロンコになって現実を見ましょう。
これが私の思うランドスケープ・イマージョン。そしてエンリッチメントです。
posted by 水族館長 at 12:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
う〜ん、あっちのブログより、こっちの語りの方が分かり易いですよね?(と後ろを振り返るも人影なし)

言いたい事を「全部」書かれてしまうと何を言えばいいのやら分かりません、別に難しく書いてもいないので解説も不必要ですし、ま、
あれです、

野生のサンショウウオの幼生(生まれたてサイズ)は、そこに絶対いるって事前に知っておかなければ見つかりません、本当に見つかりません(しみじみ、
見つけ難いです、とてつもなく。
カニやヤドも殆ど生息域で何かいないかと目を皿にして探しているとたまたま見つかる位が普通の人。(慣れている人は例外、すぐに見つけてしまいますが)

でも、それでもそこに居て、そして多くの人が気が付かないままに消えて行くんですね、こういった生き物は。。。

対策がどうとか、今時点で難しい話をクドクドと語った所で、さほど意味を成さない現実はあります(それが必要ないと言う意味ではありません)
それよりも当たり前に今の人を取り巻く自然や環境を知って頂く、
その先は多くの人の意見の進む方向が一番いいんでしょうね、きっと。少なくとも爆太郎より良い意見が来るでしょうし(笑

と人のブログで真面目に語ってみたり(^^;

p.s.
しかし、この辺りって本当に意見が重なりますよね、
重ならないのはマイ・タンク・イズ・カーリー牧場を許容出来るかどうか(TT
Posted by 爆撃 爆太郎 at 2006年03月24日 00:24
爆さん、館長との一対一会話ブログへようこそ(^_^;)
そう言えば、私ゃ、会長と副会長の二人しかいないMLの副会長やってたな…。今思い出した(^_^;)
おーい!会長! 元気かーい?

えっと、私も甲殻類探索歴は長いので、車で海辺とか川岸とか走ってても、「あ、ここに○○がいそうだ」って車止めて覗いたら、期待した通りの生き物が大抵はいるんですけどね。
両生類(って言うか止水系?)はそうはいかないですね(j_j)
傷だらけになって茂みを掻き分け、ひっそりと水を湛える野池を見付けて「ここなら!」って覗き込むと、BBとかBGとかウジャウジャいて「ガッカリだよ」ってケースも多いですしね(T*T)

P・S
ユア・タンク・イズ・カーリー・バカーリーになる日も遠くないですぞ(-。-;)
Posted by 館長 at 2006年03月24日 11:12
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