2006年04月12日

希少種の繁殖期に「ワイルドモノ」を売る人

この時期、「○○○サンショウウオ成体。ワイルド」なんて売ってるのを見ると、繁殖地にズカズカと入り込み、繁殖に集まってくるのを無理矢理に捕まえたものなんだろうと思う。
と言うか、それ以外に野生のサンショウウオの成体を捕獲する機会はないから。
いくら金に目がくらんだとはいえ、こういうことをする人間の情素というのは、どうなっているのだろうか。

そこら辺で捕まえた生き物で、安易に商売をするなと言いたいわけではありません(言いたくないこともないけど)。
ただでさえ絶滅が危惧されている生き物、しかも繁殖可能齢数に達した成体は激減し、あまつさえ地域によっては個体数減少から来るインブリードの進行で事実上、絶滅と呼ぶに相応しい状況。それを、希少中の希少な“繁殖のために現れた成体”を根こそぎむしり取ってどうしようと言うのでしょうか。
まさに環境に対する凶悪犯罪と呼んで差し支えない行為だと思いますが、ちょっと話題にすると、業者のシンパなのかして「自分は良いけど他人はダメ?」とか「もっと酷いことしてるヤツもいるじゃないか」とか「他にもっとヤバイ生き物がいるじゃないか」とか「ママが悪いんだ」と言ってくる妙なのがいるんで、あらぬ方向から「自然は自然のままが一番」とか「目くそ鼻くそだ」とか「所詮は人間のエゴだ」とか「私は神様です」と言ってくる意味も目的も不明のテロリストみたいなのも多いんで、そんなこと私に言われても「???」な、「当方は陰でこそこそ業者糾弾しない」とか「お前は批判ばっかりだな」とか(私だって糾弾も批判もしたことないってば)「ミソもクソも一緒だ」と言ってくる妄想の逞しい輩も後を絶たないんで、責めてる訳ではありません。
少しは自粛して欲しいなと、控えめに嘆いているだけでして。

ただ、まさかとは思いますが、Bッダーズで販売してたりしないでしょうね(~_~;)
絶滅危惧種だとか希少種だとか言われてるのに、規制されていない生き物ってのは、単に知見が不足しているからなんですがね。
知見ってのは「明らかに生存が脅かされていると判断可能な情報」と言い換えても良いんですが、G来生物法、Sの保存法他の諮問委員会では合言葉の様に「知見を得るならBッダーズ」と囁かれているとかいないとか…。

私の存念は、「飼育という趣味が末長く続くように」ということなので、こういうのは非常に困る。
売る人も買う人も飼う人も飼ってる人も売ってる人も、困りますよね?
もちろん「自然は自然のままに」な人も困りますよね。
みんなが困るこの行為、なんとか自粛させられないもんでしょうかね。
売る人も買う人も飼う人も飼ってる人も売ってる人も、「自然は自然のままに」な人も、もちろん私も、節度を持つべき時が来ているんじゃないでしょうか。
posted by 水族館長 at 17:37| Comment(1) | TrackBack(1) | 今日の独白(嘆き) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
で、まさかとは思うけど、「1,000匹に一匹の」とか言ってないでしょうね。あるいは「1,000匹以上見たことのある私でも初めて見ました」とか(~_~;)

こんな外道行為、(一回に数匹採ると仮定しても)数百回もやられたら適わんです。あっという間に絶滅ですわ(T*T)
繁殖期の成体捕まえる時に、踏み潰して即死させた個体数や破壊した卵嚢の数も半端じゃないだろうし…。
Posted by 源朝臣 at 2006年04月12日 18:57
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Tracked: 2006-04-28 14:08
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