2006年12月31日

良いお歳を!

いやぁ色々とありまして…。
今年の後半は、ほとんど何も書けなかったのですが、飼育している生き物たちは平和です(^_^;)
私自身は、人生の節目の様な年でしたが、飼育に関しては全く何の問題も起こらなかった。って、そんなに難しい生き物飼ってないんで、毎年大した問題は起こりませんけどね…。

subesube.jpgと言うことで、今年最後の生き物は何にしようかと悩みましたが、私の原点の様な生き物。スベスベサンゴヤドカリです。
スベスベサンゴヤドカリは、図鑑等でよく「珊瑚礁に普通」等と紹介されますが、私の様に本州の普通の街に住んでいる人間にとっては、珊瑚礁というのが既にして普通じゃないわけで、この写真のヤドカリも、今年の10月に、5年ぶりぐらいに採取しました。
普通は珊瑚礁の潮間帯下部から潮下帯辺りに棲息することが多いサンゴヤドカリ属の中にあって、こいつだけは普通じゃない(^_^;)
潮間帯上部から潮上帯辺りで見付かることが多く、つまり珊瑚礁にさえ行けば(潜らなくとも)普通に見られるので、「珊瑚礁に普通」と言われるのでしょう。それを裏付けるように、ショップで見られるサンゴヤドカリでも、このスベスベが最も多いです。

しかし考えてみれば、珊瑚というのは普通は浅海中に棲息するもので、潮が引くと直射日光がガンガン照りつける潮上帯辺りでは、そう簡単に生命を維持していけません。
つまり、スベスベサンゴヤドカリは珊瑚礁では特異な環境に棲息するヤドカリなのです。
人間に見付かりやすいところにいるから「普通種」と言うのは、いや、言うのはかまわないのですが、それを持って「ウジャウジャいる生き物」という風には、受け取らないでほしいものです。

と言うことで、来年こそ良い歳でありますように。皆さまも良いお歳を!
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2006年10月10日

カスミ飼育ケースの大掃除(と言っても10分で終わったが)

cloude2.jpg
そろそろ夏も終わり、飼育下でのサンショウウオにとっても過ごしやすい季節になりましたね。我家のカスミサンショウウオたちの飼育環境も、夏バージョンから秋バージョンに変更しました。と言っても飼育ケースごとクーラーボックスに入れていたのを、出しただけですけど(^_^;)
写真は、ついでに飼育ケースの大掃除をした際、一時的にプラケースに収容した時の一コマです。
真ん中の個体は、そろそろ成体カラーになりつつあるのかな? まだまだ小っちゃいですが少しずつ成長速度に違いが出てきてもいます。

しかし、動きの少ない生き物。しかも日中のほとんどは隠れているので、毎日何らかのメンテナンスをし、その上しっかり点呼まで行っていますが、書くことがないなぁ(~_~;)
ある意味、世話の掛かる生き物と言えるかもしれません(^_^;)
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2006年09月29日

脱いだ脱いだ♪

molts.jpg
見事に脱ぎました(^_^;)
上の写真は、死んでるんじゃないですよ。歴とした脱皮カスです。
この阿波之蟹。我家に来て2回目の脱皮になります。捕まえてきた当時、既に成体に近いアカテガニでしたが、これで完全に成体ということになるでしょうか。予想通り1年に1回の脱皮ペースです。

アカテガニが脱皮するのは水の中。真水です。自然界でもちょっとした水溜り等に脱皮カスが見られることがあります。普通に考えて、水の中の方がスルリと脱皮しやすいでしょうからね。アリ等に脱皮後の柔らかい体を齧られることもないし、何より脱皮後に水分を吸収しやすいですから。
飼育下でも、ちょっとしたタッパに水を入れて置いておくと、そこで脱皮します。つまりオカヤドカリの飼育環境と非常によく似た環境で飼える生き物という訳です。餌も同じですしね。
但し、間違っても混育はしないでください。アカテガニの強力な鉗脚はオカヤドカリにとって脅威ですし、オカヤドカリの強力な鉗脚と好奇心旺盛な性質は、(特に脱皮直後の)アカテガニにとって脅威ですから。

で、下の写真が脱皮カスの中身。と言うか本体です(^_^;)
まだソフトシェルクラブですね。この状態で唐揚にすると(以下省略)
redhand2.jpg
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2006年09月20日

カニもう一杯(^_^;)

redhands.jpg
こちらはアカテガニ。昨年8月末に捕獲した阿波之蟹(^_^;) 前の脱皮から1年経ちましたが、そろそろまた脱皮の気配がしてきました。
と、言うことは、飼育下での成体のアカテガニの「脱皮頻度は1回/年」という計算になりますかね。もっとも餌の量その他によって多少は変わるでしょうけど。

アカテガニは、本州四国九州の何処にでもいる(はずの)カニです。棲息場所は海の近くの森。河口付近から内陸部。時には山奥でも見付かることがあるそうです。要するに、我国本来の地形に最も適応したカニです。
海のカニと間違えられることも多く、また逆に清流に住むカニと間違えられることも多いのですが、ほぼ陸棲と言えるカニ。つまり森のカニです。このカニが海辺にやってくるのは産卵時だけです。森と海との間の連絡が断たれてしまうと、このカニはいなくなってしまうのです。
BODの低い水に住むサワガニが「環境指標動物」として有名ですが、私個人的には、サワガニがいたとかいないとか騒ぐよりもアカテガニがいるかいないかの方が、よほど大問題だと思っています。

アカテガニの飼育動物としての歴史は古いです。私が子供の頃にもペットショップで売っていました。今も時々ペットショップ等で「アカテガニ」という商品を目にします。が、最近のペットショップのアカテガニはベンケイガニであることが多い様です。
それだけアカテガニが減ってきてもいるのでしょうが、実はアカテガニは名前の通り鉗脚こそ真っ赤なものの、甲の色は冴えない感じの物が多くて(^_^;)
その点、ベンケイガニは鉗脚の赤さこそアカテガニに劣るものの、体全体が濃いオレンジ色の物が多く、商品価値と言うか、消費者の受ける感じとしては「まさにアカテガニ」というイメージに近いのではないでしょうか。
下の写真を見てみてください。左がアカテガニ。右がベンケイガニです。ベンケイガニは乾いているので色が汚く見えますが(~_~;)
2kani.jpg
で、先ほどの続きですが、ペットショップ(卸?採り子さん?)の方で、アカテガニとベンケイガニの区別が付いていないんじゃないかと思えるフシもあります。大体は似通った環境で暮している両者。時々は同じ森を共有していたりもしますが、やはり海辺ではベンケイガニの数が圧倒的に多いです。
つまり「海のカニを採りに行くぞ!」とイメージして行く様な場所にはアカテガニは少ないのです。

ちなみに、飼育方法に関してはどちらも同じ環境で飼えます。ベンケイガニの方がやや海水依存度が高い様ですが、飼育者がアカテガニだと思いながらベンケイガニを飼育していても、ベンケイガニだと思いながらアカテガニを飼育していても、特に問題は起こらないと思います。
基本的な陸棲のカニの飼い方で大丈夫です。
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2006年09月03日

沢にはいないサワガニ

f_crab1.jpg
考えてみれば、このブログはShellfishを名乗ってました(^_^;)
と、言うことで、そこら辺にいるShellfishの代表サワガニです。色目も最も一般的なサワガニ。ところが実は、ここまで美味しそうな立派な♂のサワガニは沢を探してもなかなか見付かりません。
サワガニは、アカテガニほど陸上生活に適応してはいませんが、成長するに従って陸棲傾向が強くなり、大人のカニになると沢から離れた場所を歩き回ることもあります。脱皮や交尾は水の中で行うため、完全に水から離れては生きられませんが、沢の石や岩をどけて得られるサワガニは概ね若い個体ばかりです。
写真の様に老成した個体は沢の岸辺に開いた穴などから得られることがありますが、むしろ細流、あるいは、しばらく雨が降らないと水が涸れてしまう様な雨水道沿いで見付かることがほとんどです。沢と言うよりは伏流水を拠点に生活しているのでしょう。
私の経験では、サワガニを探しているときには、あまり大きな個体には出会えず、他の生き物を探している時に大きな個体に出会うことが多いです(^_^;)

写真のサワガニは沢ではなく田圃で捕獲しました。
その田圃は一部地下を水路が通っていて、水路のところどころにコンクリート製の落とし込みがあるのですが、その落とし込みに、流されて出られなくなっているサワガニがウジャウジャいました(^_^;)
よほど飢えていたらしく、タコ糸にスルメを括り付けたもの(ザリガニ釣りに使う仕掛けです)を垂らすと、一度に3匹、4匹といった単位の入れ食い状態で釣れました。警戒心の強いサワガニにしては珍しいことです。私も今までに色々と釣ってきましたが、ここまで簡単な釣りは初めての経験でした。
とりあえず十数匹のサワガニを助けたと言うことで、後は人間の勝手な都合ですが4匹ほどは家に来てもらいました。既に猛暑の季節は過ぎたので、また来年の初夏までは我家で暮してもらうつもりです。

我国では、(周囲を海に囲まれているにも関わらず)カニと言うとサワガニをイメージする方が多いのではないでしょうか。その所為か、カニというと腹に子を抱いているイメージが強いと思うのですが、実は親ガニが稚ガニになるまで腹に子を抱えるというのは、カニの中では異色の存在です。
アカテガニでさえ、いや、(本州にはいないが)完全に陸棲のオカガニでさえ、海まで降りてゾエアを放仔します。一般に川ガニと呼ばれるモクズガニも、ゾエアから稚ガニになるまでは海を必要とします。
最も普通のカニの様に思われているサワガニですが、カニの中ではレア中のレア。珍種中の珍種なのです。
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2006年07月24日

水族館スポンサー急募(本音)

他、二つのブログでは単純にURLだけ貼りました(左下のRSS)が、こちらでは少し本音を吐露します。
十脚目通信は、当初NPO設立を睨み開設しました。方法は間接的ではあれ、環境保護や自然保護を目的としていますから、NPOという形がしっくりくるかと思いまして。
NPO設立目的という気持ちは、未だにもちろん持ち続けていますが、特に形にこだわる必要はないとも最近は思い始めています。

世間に数多存在するNPOやNGO、その他の団体などについて色々と調べていると、どうもその大半が一般市民からの会費(寄付)を主な収入源としています。(私も他人のことは言えませんが)高邁な理想を実現するためには、もちろんボランティアの力によるところが大きいのは解りますが、中には「協力するためには会費を払って入会」しなければならない様な団体もあります。
これは何かおかしい。
高い志を実現するには、継続可能な事業性がなければ不可能です。事業と名のつく限り、団体の存続(だけ)のために寄付を募り、さらにボランティアとして労働を要求するなど、あって良いことではありません。
そう考えると、NPOとは一体何なのか、私は大きな疑問を感じるのです。
営利を目的としないとは言え、NPOは事業団体であって然るべきです。それならば金を払って雇ってもらうスタッフなど、あって良いはずはありません。

Deca-J水族館は、継続可能な事業としての設立を目指しています。即ち、スタッフに賃金が払える事業組織として設立したいと考えています。食うや食わずでは、志もクソもあったものではありませんからね。
その手始め。起業資金として、心ある企業・法人・個人からの援助を待望しています。見返りとして、当然ながら(営利目的の)広告効果を期待していただいて結構です。

尚、私は館長を名乗っていますが、これとても別に拘っている訳ではありません。「金だけ出して口を出すな」という意味合いのことを別のブログで言っていますが、もちろん冗談ですので。
志の高い企業が、たまさか水族館等を立ち上げようと計画している様な場合、Deca-J水族館のアルゴリズムごと引き受けてもらえれば(業務委託でも何でも)、むしろその方が先々楽でもあります…。
ただ、水族館は(形がどうなるか判らないので)別にして、十脚目通信そのものは営利を目的とはしません。

http://decapod.or.tv/argument/donations.html
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2006年07月19日

サンショウウオとカブトムシ

kasumi.jpg
このところ無尾目ばかり採り上げていたので、久しぶりにカスミサンショウウオの写真も貼っときます(^_^;)
アカムシを狙っているのかいないのか…。まあ順調に大きくなっています。
サンショウウオは、カエルほど口が大きくないし細身なので餌の確保は問題なしです。ワラジムシ、アカムシなど、動く餌は何でも食べるので、適当にばらまいています。
問題は暑さに弱いこと。カエルなら直射日光さえ当たらなければ、密閉して蒸れさせたりしなければ、このクソ暑い夏でも普通に室内常温で飼えるのですが、(サンショウウオの中では特に暑さに強いのだが)カスミサンショウウオの場合は25℃が限界。
と言うことで、もちろん水槽用クーラー買う金は無し、部屋のクーラーつけっ放しとくほど余裕無しで、発泡スチロールのクーラーボックスに保冷剤を入れて飼育しています。
毎朝、毎晩の保冷剤の入れ替えがもう大変。旅行にも行けない(TOT)

kabuto.jpgこちらは説明する要もないけど、ごく普通のカブトムシ。両生類とは縁もゆかりもなく、どちらかと言えばヤドカリの方に縁が近いですが、前にカナブンの写真を貼ったので、こちらのブログで(^_^;)
カナブンも同じ場所で(昨年)捕まえたものですが、こちらも、とある街の神社(の外れ)で捕まえました。山行きゃいくらでもいるカブトムシですが、今時は街中にいるWC個体は珍しいかと…。

この社の森。道路工事で、森は随分と削られてしまいましたが、まだまだ(立ち入り禁止の場所に)櫟の巨木が何本か残っているので、カブトムシがいるという噂が前からありまして。昨年から(立ち入れる場所で)探していました。
何度か、夕方あるいは早朝に境内の櫟の木を見に行き、コクワガタの姿は(網の届かない場所に)見ましたが、カブトムシは残念ながら見付けることができず。一度、夜に行った時などは、誰かが木に蜜を塗ったらしく、無数のゴキブリが涌いていたりもしました(^_^;)
ある朝、その木の根元が無残に掘り返されていまして、その所為かどうかは判りませんが、その後は同じ木にコクワガタは疎か、カナブンの姿さえ見られなくなり、諦めました。

今年は、梅雨の合間を縫って、息子を連れて行ってきました。
昨年噂のあった木には、カナブンの姿さえ見えず。それもそのはず樹液はすっかり枯れていましたから。でも別の木の梢で、すんなりとカブトムシを発見。
いや、興奮しました。何しろ二十数年ぶりに見たので(^_^;)
もちろん、ここ最近も山では姿を見たことはありましたが(拝むだけならホームセンターでも)、街中でWC個体を見るのは二十数年ぶりという意味です。
posted by 水族館長 at 16:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

3匹ともシュレーゲルアオガエルでした

3rd.jpg結局、3匹採ってきたオタマジャクシでしたが、全てシュレーゲルアオガエルだった様です。
昨日、3匹目も上陸してきました。
シュレーゲルのオタマは、脚が出始めてから上陸するまでは猛烈に早いです。小さな脚が出て来たかと思うと、5日ぐらいでカエルらしい脚になり、袖口から腕を抜く様に鰓から前脚が出て、6日目にはまだオタマ顔したまま、尻尾も付けたまま上陸です。
尻尾は1日でこの写真の様になりました(ウ○コじゃないよ)。

実は、今だから言いますけど、1匹目の時は危ないところでした。
脚が生えてきたので、「そろそろ上陸用の環境を用意してやるか」等と悠長に構えていたら、目の前に妙な生き物がピョコンと(~_~;)
脚が生えたと思ったら、最低でも蓋ぐらいはした方が良さそうです。
いや、しかし、先を見越して大量のショウジョウバエを繁殖させといて良かったと、つくづく思います(←嘘つき)。

3frog.jpg

まあ、しかし、とりあえずは1号、2号、3号、そろい踏みです(^_^;)
この3匹は、今いる大人シュレーゲルとは別の容器で飼うことにします。と言うか、旧仮名文ケースなんだけど(^_^;)
もちろん、この状態で大人シュレーゲルの容器に入れれば、単なる餌になってしまいますので。
otona.jpg
なんと言っても、カエルは餌をよく食います。シュレーゲルアオガエルは割と神経質らしくて、飼育環境では餌付かないこともあるそうなのですが、ウチの場合はそうでもなかったです。ワラジムシやバッタやなんかの虫を入れると、瞬時に飛び付き、胃袋の化け物の様になって呑み込みます。
適当な数の虫を入れると、数日のうちに全部食べてしまいます。いたらいるだけ食います。
従って、適正に飼育するには、餌虫の飼育環境も必要になります。

私は、それを怠っていて、虫を採ってきたらカエルケースに入れていましたが、頻繁にスイーピング行かなきゃならないし、カエルもえらい太ってきました(私は痩せてきたかな?)。
なんか最近は、夜でもあまり鳴かないで、喉をヒクヒクさせてジッと座って怠けています。繁殖期も終わっているので鳴かなくなったのかもしれませんが、腹がつかえて鳴けなくなったのではないかと私は疑っています(~_~;)
「シュレーゲル!シュレーゲル!」と喜んでいた息子(5歳)など、最近ではコイツのことを「ミドリガマ」とか呼び始めました(TOT)
何が恐ろしいと言って、これでシュレーゲルは都合4匹。4匹の“ミドリガマ”を養うためには、一体どれだけの虫を採り続ければ良いのかと。考えると夜も眠れないので、考えないようにして熟睡しています。
posted by 水族館長 at 12:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

どうやら正体判明?

wait.jpg
「ちょっと待った!ここから先は通せねぇぜ!」とか言ってるわけではありません(^_^;)
跳んだ拍子に水に落ちてもがいてるカエルの姿です。
どうやら、ようやく正体判明した様です。シュレーゲルアオガエルでしたね。まだ体長1センチあるかないかで、色も茶色っぽいのですが、この目、この指の吸盤、白い腹、そして顔つき。まず間違いないかと…。
もう一匹、一日遅れで上陸したのも、尻尾が無くなってカエルらしくなってきているのですが、こちらはまだ判断つきません。

それと、まだ脚も生えてないオタマ。アイツこそ何物なんだろうか(~_~;)
posted by 水族館長 at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

何ガエルかな?

tadfrog2.jpg先日、某所で採取してきたオタマジャクシが、早くも上陸してきました。
6月11日に採取した時は、オタマの玉(?)が小豆粒ぐらいだったのですが、3週間あまりで上陸。この異常な早さは…。

採取した場所に(可能性も含め)産卵するカエルは、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、ダルマガエル(名古屋種族)、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、モリアオガエルといったところなのですが、採取したのは田圃の畦内なので、この中でモリアオガエルの可能性は低いでしょう。

オタマジャクシの見分け方というのを調べてみて、色々と特徴があるみたいなのですが、いくら見ても私には全然判らない(^_^;)
例えば、最も判りやすいのはアマガエルらしく、眼が離れているという特徴があるらしいのですが、私が採取したオタマは、眼が離れていると言えば離れているし、離れていないと言えば離れていないし、さっぱり判らんかった(~_~;)
背中の斑紋とか、尻尾の付き方とか、腹の色とか、他にも種によって特徴があるみたいなんですけど、いくら見てもウチのオタマは、斑紋なのか斑紋なのか判らん模様、尻尾が何処から出てるのか見分けがたい、腹の色は白とも銀色とも灰色とも言えば言える…。

それでも上陸してきたら判るかな?と、これまた気軽に考えていましたが、果たして上陸してきたのに、やっぱり全然判らん(TOT)
tadfrog.jpgただ、四肢の吸盤の発達具合からして、ツリーフロッグ系かな?と。そうなるとアマガエルかシュレーゲルアオガエルの可能性が高いのですが、上陸が早いオタマと言えばアマガエル。じっと見ていると顔も、とーってもアマガエルっぽい。吻端が丸くて短くて。
でも、このぐらい尻尾が短くなっても、アマガエルの特徴である鼻から鼓膜へかけての黒線が出てないし、色も緑ではなく、緑がかった茶色だし、一体コイツは何者なんだろう(^_^;)


まあ良いか。何ガエルでも、オタマからカエルになるのは嬉しいものです。もう少しすれば正体も判明するだろうし、とにかく楽しみは多いです。
尚、採取したのは3匹でしたが、そのうち2匹が既に上陸しました。1匹はまだ後肢も生えていないので、コイツも果たして何者なのかと、疑問は尽きません。オタマの時は3匹とも全く見分け付かなかったんですけどねぇ(^_^;)

上陸したオタマ(既にカエル?)たちは、昨年カナブン飼ってた(その後放置していた)腐葉土ケースに涌いたショウジョウバエを、機嫌良く食べている様です。
毎日、有り得ない数のショウジョウバエが涌いてくれるので、しばらく餌には困りません…。
posted by 水族館長 at 12:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月21日

今日も天気だスイーピング♪

スイーピング、スイーピングと! 良い言葉を教えてもらいました。
今日は、ワラジムシに用があって行ったので、厳密に言うとルッキングということになるんでしょうけど、網こそ使わないものの、熊手で落ち葉をひたすらガサガサやって闇雲に腐葉土や枯葉ごと採集するので、ワラジムシのスイーピング。私はこう呼びます(^_^;)
いやあ、実は私は毎朝、息子を保育所へ送っていくのですが、普段は会社へ行く格好してるのに、ワラジムシ採りの時だけはラフな格好(と言うより汚い親爺)なので、よく聞かれるんですよ。「お父さん、今日は会社休みですか?」と。
今日はすかさず答えましたよ。「いえ、午前中ちょっとスイーピングに」と、爽やかに(^_^;)
息子が大声で「ちゃうでぇ、ワラジー採りに行くんやでぇ!」って、黙っとれぃ!

しかし、梅雨の晴れ間の雑木林。落ち葉の下はさすがに湿っていましたね。今日はホソワラジよりもシロワラジの方が目立ちました。何よりダンゴーの方が多くて参りました。それよりゴッキーが羽も生えてきて更に狂暴になってました。トビズムカデは白い幼虫を抱えていて、その気味の悪いことと言ったら(TOT)
そう言えば、前回だったか「ゴキやムカデは、シツコク追うと怒って向ってくるんで、コワイ」と書いたら、「シツコク追わなきゃ良い」と尤もなメールを頂きましたが、ワラジーもゴキもムカデも同じ方向に逃げるんだから、どないもならんですわ(^_^;)
そんな気味の悪いムカデの親子や、飛んで向ってくるチャバネよりも閉口したのが、ミミズ。いやミミズは別に向ってはこないけど、まあ多いこと多いこと。

大の男が、たかがミミズぐらいで騒ぐな!と思うでしょう? そこら辺の花壇から出て来たりドブで溺れてる様な普通のフトミミズや、コンポストの中で静かに蠕動しているシマミミズとかなら、私だって一々騒ぎやしませんって(^_^;)
落葉樹林の肥えた土から出てくるミミズは、あなたが今想像しているミミズとは別の生き物と考えてもらいたい。
デカイのなんのって。太さなんて私の親指(平均的日本人♂)ぐらいあるし、長さなんて30センチ近くはあるし、体表はヌラリと七色に輝き、ミミズの概念を超越した動きとスピードで進んでくるんです。昔、河原の肥えた土を掘って、釣り餌に使ったドバミミズ。あれより遥かにデカかったです。
解りやすい例で言うと、ルアーフィッシングに使うプラスチックワームご存知ですよね? あれを二周り太くして倍ぐらいの長さにして、蛇のように体をくねらせて素早く動かせば、OKかと。
まさかシーボルトミミズの訳はないけど、あれは何ていうミミズなんでしょうかね。

尚、説明の要はないと思いますが、写真は撮ってません(^_^;)
posted by 水族館長 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月07日

そのダイエット法はお薦めしない(^_^;)

frogcase.jpg
これが、シュレーゲルアオガエルの、とりあえずの飼育ケースです。いわゆるプラケMというヤツです。
ツリーフロッグ系は、地面をウロウロしている虫よりも、植物の葉や茎をうろついてる虫の方が餌付きやすいことと、植物の蒸散から水分を採ってるらしいので、ポトスを入れられる様に、少し高さのあるプラケにしています。
餌は、今朝も仕事サボって採ってきました。自転車で片道30分のところに。ワラジムシがポトスの上をうろついてるのは、さすがに写真では見えないか(^_^;)
frogup.jpgまあ、私が飼ってる“虫食う生き物”はカエルだけじゃないのでアレですけど、餌の確保は大変です。ワラジムシなんてそこら辺にいる様でいて、探すと中々いなかったりします。ワラジムシのいそうな場所をガサゴソやっても、ワラジムシだけが都合よく出て来てくれる訳ではないし。

参考までにどんな生き物が出てくるかと言うと、ニョロニョロ系、クネクネ系、ウニョウニョ系、カサコソ系、ヌラーリ系、ジタバタ系…。まあ蠱とか蠢という字で想像できる生き物は大抵出て来ます(^_^;)
その中ではワラジムシは4番目に足が速いです(1番はゴキ、2番はゲジ、3番はムカデ)。素早く隠れるという意味なら断トツでトップかもしれない(ゴキやムカデは、シツコク追うと怒って向ってくるんで、コワイです)。
ここまで苦労して採ってきた餌を、コイツと来たら「むちゃくちゃ喰う」んですよ(TOT)
たった一匹、カエルにしては小食のを飼うだけで、飼主の方が痩せそうです…。

む? そう考えると、ひょっとしてモリアオガエルの卵嚢売りってのは、新手のダイエット方法?
モリアオの卵嚢一つから産まれてくるオタマジャクシってのは、少なくても300匹ぐらい。多いと800匹近くになるんだけど、もちろんその全てがカエルになるとは限らないけど、まさか食べるために買うんじゃないだろうから、普通にやれば数百匹はカエルになるはずですな。
モリアオガエルといえば、シュレーゲルアオガエルよりも一周りは大きいんだけど、そんなの数百匹もいた日にはダイエットの限界を通り越してますがな(~_~;)
止めた方が良いんじゃないかなぁ。本気で心配です。
posted by 水族館長 at 20:09| Comment(13) | TrackBack(1) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

シュレーゲルアオガエル

読み返してみると、我ながらさっきの記事の意図がよく解らん(^_^;)
「B化庁への悪意だけは伝わってくる」とか「モリアオガエルの保護に反対なのか?」とか、また曲解した短絡な誹謗中傷が多数、寄せられそうですな(~_~;)

frog.jpgB化庁への遺恨はともかくとして、別にモリアオガエルの保護に何か言うつもりはないですけどね。
モリアオガエルと言えば、半ば冤罪で悪者にされてしまうイモリを、私は好きなので、ちょびっとはねぇ、ナニですけど、概ね“棲息地の生態系ごと保護”しようという空気を感じますので、むしろ好意を持っていますよ。
でも、そうなるとシュレーゲルアオガエルの立場は?

シュレーゲルはB化庁及び文化Tの息の掛かった自治体に、天然記念物指定されていないおかげで、オークション他で酷い扱いを受けずに済んでいます。
繁殖期でも、ゴッソリ捕獲しにくいことも幸いしていますかね。
ただ“減少の主たる要因”つまり“棲息環境の急速な悪化”及び“棲息域の激減”は、両種とも共通しているのです。むしろシュレーゲルの方が先に絶滅するんじゃないかと、私は感じているのですが。
いや、また話が止めどなく横道に逸れていきそうなので、皆まで言うまい(^_^;)
マスコミ的に話題性のある生き物とか、自治体的に観光の目玉になりそうな生き物ではなくて、世間的には地味な生き物の方が好きな私の、個人的かつ感情的なボヤキだと思ってください。
ただ、これだけはハッキリ言っておきますが、シュレーゲルアオガエルを天然記念物にだけは指定しないでください。
posted by 水族館長 at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

どの生き物という訳ではないが…。

少しでも安いのを買いたい気持ちは、私には解りすぎるぐらい解りますが、一つ「なぜ安いか?」を、買う前に考えてみようじゃないですか。
生態も餌の種類も全く違う生き物を、経費削減だけを目的に、同じパッケージ、同じパッケージ内環境、同じ売り方、ほとんど投げやりな飼育方法の説明で、また、ラベルだけ替えて中身はほとんど同じ“専用器具”あるいは“専用餌”とセットにして売り捌こうとしている会社あるいは店舗なんて、見かけたことはありませんか?
こういう消耗品以下の扱いをされた生き物は、購入時点で相当なダメージを受けていますから、買っても長生きさせるのは難しいです。見かねて助けてやろうという気持ちも、これまた解りすぎるぐらいに解るのですが…。
“専用品”を使えば、場合によっては素早く死なせてやることは出来ますがねぇ。「苦しまないで」ではないので、お薦めできません(~_~;)
つまり、「安いの」を買うのは決して悪いことではありませんが、「安い理由」には拘った方が良いと。一時の感情に流されずに、考えてみて欲しいです。

但し「高ければ良い生体」というのも、中々ありえないので困るんですよね。
特に、ネット通販・ネットオークション等で「レア」と称するものを売っている業者の場合、同じ業者が「ノーマル」と称しているものでも、全く信用できません。
ペット業界は意外に体質が古くて、昨日や今日ネット販売を始めたような業者に「レアかつ健康」な生体が卸されることは、まず考えられません。「レアだけど衰弱しきっているもの」か「ノーマルなのに業者自身が騙されて買ったもの」か「端から詐欺」である可能性が高いです。
自家繁殖させて売っている人なら、大事に飼ってもらいたいと思うのが普通ですから、「ノークレーム・ノーリターン」などという軽口は叩きませんしね(^_^;)

生き物を消耗品以下に扱っている業者から、“死ぬのが判っている”生き物を、あなたは買いたいですか?
生き物を販売していながら、他の業者に騙されるような“知識のない”業者から、あなたは買いたいですか?
平然と詐欺を行うような(以下略)
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2006年03月27日

水族館でオークションなんて、やるか!?

前項では興奮しまくっとる様に見えるでしょう(^_^;)
旧知の方は「おやおや、この男また吠えとるな」と苦笑モードだろうし、プアマリナ初心者の方は「何こいつ? ○○か?」と失笑モードでしょうね。
ふっふっふ…。両者の度肝を抜いてくれましょう。

Deca-J水族館では、繁殖個体の生体販売オークションを開催する計画があります。


どうでしょう。世間で“銭儲け根性丸出し”と批判され、自然の中で平穏に暮している(らしい)生き物を無理矢理捕まえて見せ物にする水族館。このDeca-J水族館は、生き物を増やすという飼主の愛情(=安易なブリーディング)に反対の立場を採り、しかも飼育者が愛情込めて育てた生き物を自然に帰す行為を(例外を除き)認めません。
尚且つ(環境再生を曲解した)繁殖個体の放流(=放逐)に批判的で、自然界へ帰してやるぐらいなら「他人に売れ」とまで言っているのです。
まさに極悪非道ですな。「自分は良いけど他人はダメ」の典型ですか(^_^;)

儲かりまっせ。やめられまへんな。
ただし、Deca-Jオークション(仮名)に出展するには、必ず「売主誓約書」にサインしてもらう必要があります。またDeca-Jオークション(開催未定)で生体を購入する場合には、必ず「飼主誓約書」にサインしなければなりません。その上、採取個体の販売は一切禁止。
面倒くさいでしょう? それでも売りたい。あるいは買いたいと思う方は“それだけ意識が高い”はずです。賈道は信頼関係が全てですな(^_^;)
意識の高い飼育者から、意識の高い飼育者へ。こういうオークションは是非ともやるべきではないでしょうか。
ちなみに、私は意識が低いので、主催はしても出展はしないと思います(T*T)

で、まだまだ草稿レベルですが、売主・飼主誓約書をこの様に提案してみます。
http://decapod.or.tv/pledge.html

他にもあるかな?
posted by 水族館長 at 17:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

ところが、これが現実だ(T*T)

ランドスケープ・イマージョンとか、エンリッチメントとか、言葉の意味はわからんがとにかくすごい外来語だ!って、あのね(^_^;)
ランドスケープ・イマージョンというのは、「生態系展示」と和訳されてる様ですな。
エンリッチメントってのは、「飼育されている動物も楽しんでいる」という風に理解したら良いのか。
甲殻類や両生類の展示を目論んでいるDeca-J水族館に、例えばこの二つの流行を取り入れてみると…。
えっと、甲殻類や両生類の生態系を再現してしまうと顧客には何も発見できませんね。
えっと、甲殻類や両生類って、楽しんでるのかどうか判り辛いですね。表情がないから。

それ以前に…。
私はヤドカリを飼っていますが、他人にその話をすると「ああ、あのスルメで釣るやつ? ウチの近所の池にもいるよ」と言われます。
あのぅ、それはザリガニなんですけど(T*T)
この状態で、「ヤドカリには海に棲むのと陸に棲むのがいてね」なんて話をしても、「オカヤドカリにも色々種類がいて、飼い方も種類によって微妙に違うんですよ」なんて話をしても、「そもそも“珍しい”オカヤドカリを合法的に採取することはできないはず」なんて話をしても…。
通じない(~_~;)
私はイモリを飼っていますが、他人にその話をすると「ああ、可愛いよね。ウチの塀にも時々チョロチョロ登ってるよ」と言われます。
あのぉ、それはヤモリなんですけど(T*T)
この状態で、「サンショウウオというのもいてね」なんて話をしても、「サンショウウオは日本には18種類いてね」なんて話をしても、「ああ、あのでっかいトカゲみたいなの?」って、あなた、それはオオサンショウウオだろ(`O´)っての。
そんなの18種類も見分けがつくかよぅ(j_j)
これが現実…。

それでも私は、ランドスケープ・イマージョンとか、エンリッチメントとか、言葉としての意味には全く価値を見出せないが、Deca-J水族館の方針としてこの二つの心を入れたい。
運が良ければ、生き物を観察することが出来ます。運が悪くても、これらの生き物がどういう風に生きているかは感じられるはずです。
フィールドでも、甲殻類や両生類は必死で探さないと見付からないし、注意深く近寄らないとすぐに逃げてしまうし、それを街中の水族館で実体験できるのです。
そもそも、磯や里山といった環境は、日本人の原風景です。それだけで和みます。癒されます。日本人なら。そして、そこに秘かに息づく生き物たちを、運が良ければ観察できるのです。
少なくとも、ヤドカリとザリガニの違いや、イモリとヤモリの違いは解るでしょう(^_^;)

(店頭で)裸のケージに晒されている生き物を見て、「可愛い!癒されるぅ!」とか言ってる時代は終わりにしましょう。
人が無関心でいる間にどんどん減っている生き物です。「自然の生き物を捕まえるんなら、所詮は人間のエゴだ」などと人格の高みに居すくまってる場合ではないですよ。
まずは、生き物と生き物の暮す生態系・環境に興味を持ってください。興味を持ったら一緒にフィールドに出ましょう。我々と、そして生き物と一緒に、ドロンコになって現実を見ましょう。
これが私の思うランドスケープ・イマージョン。そしてエンリッチメントです。
posted by 水族館長 at 12:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

目的はナチュラリストの育成

プアっすブログの方では、海水系の話を書くことが多いので、こちらでは淡水系の話を(たまに)書いてみようと思っています。
淡水と言っても、淡水熱帯魚の話ではありません。魚ですらない。海水でもエビやカニやヤドカリなど“隠れるのが仕事”の様な生き物が、私は好きなので、淡水でもどちらかというとそうです。
両生綱。それもカエル等の無尾目ではなく、イモリやサンショウウオなどの有尾目が特に好きです。

イモリやサンショウウオの様な生き物は、こういう場所にいます。黒沢映画の撮影OKという場所(ただ、写真では判らないけど湿地なんで、役者さんは苦労しそう)です(^_^;)
swamp.jpg
これを見て考えて欲しいことなのですが、有尾目の生き物は、ひっそりと隠れながら、誰にも知られることなく棲息地ごと姿を消していく場合が多いのです。
こうして減っていく生き物は、「ちゃんと飼おうが、すぐに死なそうが、所詮は飼主のエゴだ。自然は自然のままが一番」などと聖人ぶって他人を揶揄しているだけで、護ることができるでしょうか。
「私は見たことも聞いたこともない生き物でも、どういう場所で、どういう風に生きているかを全て知っている」という御仁(貴方は神様ですか?イエス)でもない限り、野生の生き物を飼ってみるという選択肢があっても良いのではないでしょうか。

もちろん乱獲は慎むべきです。また捕獲のために棲息地を荒らす様なことがあってはなりません。
売買についても否定はしませんが、オークション・通販・(レアモノなどと)やたらと射幸心を煽る販売方法は、絶対にすべきではありません。
あまつさえ、それを棚に上げて「開発による環境破壊の方が酷いじゃないですか」とか「他にもっと酷い扱い受けてる生き物がたくさんいるじゃないですか」などと開き直る輩には、最早何を言えば良いのか!(ハアハア)
あ、いや…。要するに、飼ったこともなく興味も持たない生き物には、普通の人なら関心を持ちませんね。無関心に、生き物の棲息地が消えていくのを傍観するだけでしょう。
このことが切ないのです。
少しでも多くの方が生き物に興味を持てば、そしてその生き物を通して、生き物の背景に(必ず)ある自然環境に関心を広げられれば、それが生き物の保護、そして環境保護に繋がっていくのではないかと思うのです。

知識を得、生き物に触れ(手で触るという意味ではないですよ)、自然を意識できる良識ある飼育者(=ナチュラリスト)が世の中に増えていけば、身勝手で無責任な飼育者や悪質な業者は減っていくのではないか。
そのナチュラリストを育成するための施設として、Deca-J水族館を立ち上げようと思っているのです。
posted by 水族館長 at 15:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

クライアント

ここ数年のことですが、「この広告は売上アップに繋がりますか?」と、よく聞かれるようになりました。
不景気だからしょうがないけど、そんなの無理だってば(^_^;)
広告見ただけで、「お!これは良い。買いに行こう」なんて可愛げのある消費者は、もう何十年も前に絶滅してますから、広告出稿=売上アップなんて虫の良いことは有り得ません。他の色々なマーケティング手法と組み合わせ、効果的に広告を打つことで、たまには売上アップに繋がる可能性もある、というのが現状です。

広告の役割は、商品告知だけにあるのではなく、企業イメージのアップ(または維持)にあるのです。
アメリカの某スポーツドリンクの会社が、消費者の認知度がアップしたので「もう良いだろう」と広告を縮小したところ、ガクンと売上が落ちたと、広告業界では知らぬものがないぐらい有名な故事があります。
広告見ただけで「買いに行こう」という消費者は最早いませんが、商品を選ぶときに「ああ、あの広告の会社か」と思う消費者は、まだまだ多いのです。

そう考えるとDeca-J水族館に協賛するなどというのは、広告効果抜群!ですな(~_~;)
「この水族館は株式会社○○○様の出資によって運営されています」と、顧客の目に嫌でも触れるところにデカデカと書かれる訳ですから、POP広告的な効果も満点!
ん? 「アチコチで貶されとる評判悪いキサマに出資したら、イメージダウン間違いなし」ですと?
あははは…(^_^;) ご心配なく。貶しとる連中は、地球の良識に背く因業商売やっとる業者とか、フザケタ野郎が他人様の金で事業始めるのが許せない、という狭量な正義漢ばっかりなんですから。
多分…。
実際にどんな誹謗中傷が為されているのかは「訴状を確認していないのでコメントできません」。
posted by 水族館長 at 14:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

癒し系水族館

親子だ!児童憲章だ!って、「じゃあ子供のいないワシラは?」あるいは「子供はいるけど絶対に付いてきてくれないワシラは?」ってな方もおられるかと(^_^;)
はいはい。もちろん当館の大事な大事なお客様でございますm(_ _)m
大人の方には、しっかりと癒されてもらいましょう。ちゃんと計画に折り込み済みです。
メンテナンスフリー・手間なし簡単ペットなる偽言を鵜呑みにする様な、特異な性癖をお持ちの方でもない限り、日々の生活に疲れた大人が癒されるのは大自然(だいしぜーん)!

Deca-J水族館には、磯テラピー・コーナー「潮騒」をご用意。
巨大なスクリーンに写しだされる、心和む磯の風景。BGMナシ。聞こえてくるのは波の音と磯の生き物たちの奏でる生の音(パチパチとかカチカチとかガサゴソ?)。ふと周囲を見ると水槽の中には無数に蠢くベントス、ベントス、ベントス…。
甲殻類が苦手な方のためには、里山テラピー・コーナー「桃源郷」もご用意。
巨大なスクリーンに写しだされる、心安らぐ田園風景。BGMナシ。聞こえてくるのは風の音と流れる水の音と鳥の声。ふと周囲を見ると水槽の中には、のたうちまわるニョロニョロ系…。
(さてさて、この宣伝効果抜群の巨大スクリーン。協賛するのは何処の黒モノ家電メーカーだ(~_~;))

どうでしょう。きっと貴方も癒されますよ。それでも「癒しが足りない」とおっしゃるなら、我々と一緒に本物の秘境へ旅立ちましょう。大自然観察ツアーもご用意しています。
但し、観察に行って大自然を壊していては元も子もないので(個人的には世界遺産に登録されると観光名所になってしまう風潮には、激しく反対)秘境と言っても多寡が知れています。ご安心を。

何々?ベントス系もニョロニョロ系も苦手だ?
ノー・プロブレム! Deca-J水族館で飼育するのは、基本的には隠れているのが仕事の様な生き物ばかり。水槽を見ても滅多に生き物の姿など見られません。もちろんツアーでその生き物に遭遇する可能性など、ほとんどありません(キッパリ)
posted by 水族館長 at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

児童憲章

われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
・児童は、人として尊ばれる。
・児童は、社会の一員として重んぜられる。
・児童は、よい環境の中で育てられる。
(中略)
4.すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての
  責任を自主的に果たすように、みちびかれる。
5.すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、
  また、道徳的心情がつちかわれる。
6.すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整つた教育の
  施設を用意される。
(中略)
9.すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、
  悪い環境からまもられる。
(中略)
12.すべての児童は、愛とまことによつて結ばれ、よい国民として人類の
  平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

Deca-J水族館のテーマは「親と子と、人と自然とのコミュニケーション」です。
さしあたって児童憲章の中で、当水族館に関係のある部分を抜粋してみました。もちろん当館の場合はこの憲章を単なるスローガンとは捉えていません。目的にしているのです。
子供たち、ひいては将来の地球の“愛とまこと”のために! 自然を愛し、科学と芸術を尊び、道徳的心情をつちかふ様に導くための、ナチュラリスト育成型の“十分に整つた教育の施設”を目指しているのです。
教育関係業界の方(もちろん文化庁でも当方は構いませんがね)、出資したくなりませんか?
posted by 水族館長 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 気を取り直して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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